タイトルにもありますように、何のサクセスさもなく、面白みもないただの思い出話です。
この仕事をはじめて約5年立ったので、つぎの5年後の目標でも決めようかなとふと今までのことを思い出したら、パソコンに出会ってから今日まで、5年刻みでいろいろあったことに気がつきました。
パソコンさわって15年。なんかちょうどいい時期だと思うので、これを機会に書いて残しておこうかな、と思いたったので、この15年間のことをつらつらと書いてみようと思います。
本当になんの面白みもない、ただの思い出話です。そして無駄に長編です。
お時間ございましたら、おつきあいください。
はじめてパソコンと出会った日。
はじめてパソコンとであったのは小学校6年生の頃でした。
選択授業で、なんかパソコンが大人気だったので、人気なら!とよくわからずパソコンの授業に名乗りをあげ、幸運なことにくじか抽選かで競り勝ち、そんなこんなでパソコンをさわれることになりました。
当時はまだパソコンを使える人が本当に少なかったので、ちょっと操作をするだけで、すごい!すごい!と褒められるのが子供心に楽しくて仕方なく、ひたすら絵を描いていたのを覚えています。
ペイントで。
ビルゲイツの弟子になる!とか意味不明なことを言い出した、まぎれもなく中2病な私。
小学校にあったパソコンはOSはWindowsだったのですが、中学校にあったパソコンはbasicでした。
パソコンを使っていたのは確か技術の時間。
座標を指定して図形を書く…最終的にはコロ助のような絵になったような…。あれはなんのための授業だったんだろう?
もちろん当時とても高価だったパソコンが自宅にあるわけもなく、パソコンを触るのはこの授業でだけ。
…にもかかわらず、「私、小学校の頃にこれよりすごいフルカラーのきれいなパソコン使ったことあるもんね!」(※中学校と小学校にあるパソコンの違いがよくわかっていなかったので、小学校にあったやつはなんかカラーですごいやつだとおもう!という漠然とした適当な認識)たったそれだけで、当時はまだぼんやりそういう名前の仕事があると知った程度だった「プログラマ」になる!とか思っていました。
しまいには、「いつかビルゲイツの弟子になる」とか残念なことも…。
中学のときにタイムカプセルにいれた20歳への自分への作文に、「イラストレーターかプログラマーになっていますか?」と書いたのは、今でもはっきりと覚えています。
※当時美術部で絵ばっかり書いていたのでイラストレーターにもなりたいと思っていました。
そんなふわっとしたことを言っていた私でしたので、高校はおもいっきりパソコンが使えて、早朝補習もなく、授業以外の時間は思いっきり自分のやりたいことがやれそうな商業高校の情報処理科を受験することにしたのでした。
情報処理科に進学した女子高生になった私
倍率2倍以上の公立高校受験を「素行の良さ」でカバーして、なんとか無事合格しました。(※成績は誠に遺憾ながらあまりよくはありませんでした)
状況は一変し、ほぼ毎日パソコンにさわる生活になりました。
学校でひたすらパソコンパソコンパソコン…!
私がパソコンをほしがっているのを見かねて、うちは裕福ではないから贅沢はできませんよ!といつも子供達に言い聞かせていた母でしたが、「明日これでパソコン買ってきなさい」とある日突然密かに貯金していたお金を用意してくれて、私は念願のパソコンを手に入れたのでした。
わすれもしない、FujitsuのWindows98のパソコン。
このとき、両親の期待に応えるためにも、何が何でもこいつを軽々と扱ってみせる…!となみなみならぬ決意したのでした。
といっても、まだまだよくわかっていない高校生の私。
買ってもらった当時は、学校の授業の復習とか、テスト前にパソコンで教科書の内容をまとめて印刷する…というような使い方しかしていませんでしたが、あるとき、ホームページ作成に出会うのであります。
WEBデザイナーになると決意した17歳
私がはじめてホームページを作ったのは10年ほど前で、きっかけは親友がホームページを作ったからみてね!とアドレスを教えてくれたことでした。
買ってもらったパソコンで、その子に習ってはじめて作ったサイトは、大好きな芸能人の応援サイト。
使っていたソフトはフロントページエクスプレスというWindows付属のソフトと、何かのソフトのおまけについていたデイジーというお絵描きソフトでした。
ソフト自体もさほど多機能ではなく、さらに当時はWEB上でできることも結構限られていましたが、だからこそ敷居が低く、WordやExcelが使えるくらいで作れるレベルでした。
そんなこんなで毎日楽しくサイトを運営。
当時はこんなブロードバンド環境などもちろんなくて、ダイアルアップ接続でインターネットをしていました。当時はテレホーダイというのがあってだな…今の若い人にはわからないと思うが…!
まぁざっくり言うと夜の11時から朝の8時だったかな?は定額で使えるというものです。
どこかの携帯みたいですね!
週末はよく徹夜して、翌朝お母さんに怒られる、なんてこともよくありました。
毎週末、少しずつネットで情報を集め、フリー素材を集めたり、CGIを設置してチャットや掲示板を設置してみたり。見に来てくれる人が喜んでくれるのがうれしくて、これを仕事にできたらどんなに楽しいだろうかと思いはじめました。
情報系の書籍ってとても高くて、なかなか買えなかったのですが、初級シスアドに合格したら好きな本を買ってくれる!という母の言葉に、必死に勉強して見事初級シスアドに合格。
はじめてのCGIみたいな感じのタイトルの本を買ってもらったりしました。
それくらいホームページを作ること、その関連の知識を得ることに情熱を燃やしていました。
ちなみに成績は情報処理関連の授業は軒並み5でしたがその他は…な感じでした。
しかし地元で就職先はなし…。進学しようと決めた18歳
そして18歳、いよいよ進路を決める時期がやってきました。
商業高校だったので、高卒で就職する人、進学する人が半々くらいだったでしょうか。私も就職するつもりでした。
「WEBデザイナーになるわ!」
が、当時WEBデザイナーの新卒求人なんてほとんどなくて、ましてや地元では皆無でした。
しかし、東京に出て行く勇気はなく…
そこで考えた末、
ホームページを作ることの楽しさを教えてくれた親友が、情報関係の福岡の短大に進学するというので、私も進学して、もうしばらく勉強してみる、という道を模索することにしたのです。
…長くなったので5年で一旦区切ります。つづく。
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